空間と関係


「関係」の分類

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作成日 2001/2/24

ここでは、唯物論の立場で、「空間」と「関係」について述べる。まず、「空間」も「存在」
であると考える。そして、「ある物体」と「他の物体」とは「空間」によって、つながって
いると考える。「ある物体」と「他の物体」は別々のものであるが、「空間」でつながって
いることにより「関係」を持つ。この「関係」はただ「空間」でつながっているというだけ
で、どれも同じものだろうか。

例えば、こういうのはどうだろう。みかんを半分に切り、それぞれを断面が向き合うように
間隔をとって置く。次に、りんごを半分に切り、みかんと同様にする。そして、それぞれを
正方形の4つの頂点のような位置にする。さて、この場合、「切った半分のみかん」と「もう
半分のみかん」との「関係」と「前者」とその真横の「半分のりんご」との「関係」は同じだ
と言えるだろうか。それぞれの距離は同じだが、同じ「関係」だと言えるだろうか。

「そんなことを言えば『関係』は全て異なるじゃないか。」という人もいるかもしれないが、
全く同じ「関係」はないにしても、ある程度の分類はできるのではないだろうか。みかんと
りんごの例では、半分に切ったみかん同士の「関係」と半分に切ったりんご同士の「関係」は
同タイプの「関係」といえるかもしれない。

この「関係(空間)」は私の時間論にも有効である。「車で東京から北海道へ行って来た」場合、
過去はことごとく消滅するが、車のタイヤと北海道までの道路との「関係」、買ってきた
お土産とそれを買った北海道の土産物店との「関係」、北海道へ行った本人と北海道で泊まった
旅館との「関係」など、まだ行ったことのない地方との「関係」とは別のタイプの「関係(空間)」
が実在する。そして、それも「過去」ではなく「現存(現在の存在)」なのである。




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