ホッブズ


Hobbes

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作成日 2002/6/1

「Hobbes,Thomas 1588〜1679 イギリスの哲学者、政治学者。イギリス唯物論の創始者であるベーコンの唯物論哲学を継承し体系化した。体系化にさいしてかれは、数学的要素を重視し、自然現象を力学的・量的形式のもとでとらえた。そして運動を空間における力学的な位置変化としてしか見なかったので、ベーコンが物質にみとめた多様な運動形態を否認する結果になり、<感性はそのはなやかさをうしない>、<人間ぎらい>の唯物論になった(マルクス)。 政治論では、人間の自然状態を<万人の万人にたいするたたかい>とし、この無秩序状態を脱するために契約によって国家がつくられるという国家契約説を説いた。この契約は一回限りで取り消しができないとすることによって、絶対主義的君主制を基礎づけることになったが、かれの力点は、国家権力の絶対性におかれ、これは17世紀イギリス革命をおこなった諸階級の利害に合致すべきものとされていた。」

哲学辞典 森 宏一編集 青木書店 より




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