ゼノン


(エレアの)Zenon Eleates (前490ごろ〜前430ごろ)

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作成日 2005/6/25

「古代ギリシアの哲学者。南イタリアのギリシア人植民市エレアの生まれ。40歳のころ師のパルメニデスに従ってアテネを訪れた。パルメニデスの説を継承したが、それを論証するために、多くの存在や運動を仮定し、それから生ずる帰結の矛盾を否定する新しい論法を用いた。それは論敵の立場を正しいと仮定するとこのような矛盾が出るとしてその仮定の誤りを主張する議論で、「飛ぶ矢は静止している」「アキレスはカメに追いつけない」などの難問を提起したので知られる。」

日本と世界の人名大事典 縮刷版 谷山 茂編 むさし書房版 より

ゼノンは要するに「運動」にケチをつけたかったようだ。「運動」に潜む矛盾を見抜いていた。よくゼノンのパラドックスは、考えても仕方のないことだという人がいるが、それはどうだろう。「今の科学は正しい。人間は月にまで行ったじゃないか。」という人もいる。それもどうかな。火星にもいけなかったりして。ゼノンは今の科学の限界を予知していたなんてことにならなければよいが。そろそろ科学そのものの抜本的な見直しの時期に来ているのかも。今も生き続ける(巷では)ゼノンのパラドックスはその警告に違いない。



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